SOHO社長の体験記

得意先やメーカーから情報を得て 常に新しいシステム作りに挑戦 

パイロットオフィス開設当時のパンフより。できたてのブースで写真に納まる後ろ姿の永井さん。

- 永井さんの考えられた通り、医療画像ファイリングの需要はずっと途切れずにあったわけですね。


永井   ちょうどレントゲンがデジタル化してフィルムレスになる時期に当たったのも良かったです。これからの医療の中で医療画像をどのように使っていけばいいのか、知らないドクターには教え、すでによく使っていて詳しいドクターは「こんなことはできないかな?」と提案してくれるので、その情報を入れてやっていく。基本的にはその繰り返しです。クリニックの先生方やメーカーとの人のつながりで、全国を回ってとても幅広いお付き合いができたし、新しいシステムの納入ができた時は充実感がありました。
  もちろん技術は絶えず進歩しているわけですし、他との競合も起きてきます。いつも新しいシステムに挑戦していかなければなりません。ブースを片付けているとフロッピーディスクやMO、レーザーディスクがたくさん出てきましたが、HDDやバックアップ用SDカードを経て、今やクラウドです。

- 記録媒体はものすごく変わりました。


永井   たとえば、S社の画像ファイリングシステムは全国で1000件以上導入されています。今、年会費をとってリモート回線で定期的にコンピュータの中身をチェックし、システムをメンテナンスする「リモートメンテナンス」という仕組みを作って、それが元手のかからない利益になっています。そういうふうに、時間とともに収益のポイントも変わってきています。





プロフィール

永井実重さん 
[ メディカルシステム・ナガイ代表 ]

ティアック、センチュリーメディカル、ミネベア、ティアックと医療分野の会社で転職をしながら経験を積む。1994 年ティアックを55 歳で早期退職。八王子の自宅で医療分野の画像をデジタルファイリングするシステム構築のためのコンサルタント業を起業し、1998年12 月*SOHOパイロットオフィスの開設時に入居。20年間のパイロットオフィス生活に区切りをつけ、2018年11月末日に退去された。

(取材:萩谷)