SOHO社長の体験記

お客様のニーズに応えようとしたら、起業の成り行きに 

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起業したいと思われたきっかけは?


森下 そもそも起業したいと思っていませんから(笑)。
1年半後に産業プラザができて拠点が移り、急に暇になりました。そのころはできることも増えていたし、入居者の方々からいろいろ頼まれるわけです。「これを封入してください」とか、「展示会に出るのですが、一人ではトイレにも行けないので一緒に行ってください」とか、時給を出すから空き時間に手伝ってほしいと個別にお願いされるようになりました。入居者だけでなく、近所の事業所の方からも頼まれるようになり、それならスタッフが個別に頼まれていることをまとめて受付でやればいいんだと考えたのです。


- まず仕事の依頼が先にあったと。


森下 ええ。スタッフ6人全員がたまたまお昼に揃ったとき、「あれもできる、これもできる」「やろうやろう!」と盛り上がりました。そこに羽田野さん*もいて「それ、いいんじゃない」と言って、宇山*さんに「受付さんたちがこんな話しているけど」と電話をかけてくれたんです。宇山さんもすごい人で「勝手にやるんならいいよ」と(笑)。
私たちはあくまで「受付のサービスとして」考えていたのに、そういう成り行きで「会社にするしかないか」ということになってしまったのです。当時NPOはまだ一般的ではありませんでしたから。
そこで、最初は羽田野さんの会社の「そーほっと事業部」という形でスタートしました。




*羽田野さん:羽田野二稔さん。アプリケーション株式会社(現在:株式会社キズナ・ば) 代表取締役社長。当時SOHOCITYみたかの、3人のSOHOコーディネータのひとりだった。

*宇山さん:宇山正幸さん。当時SOHOパイロットオフィス立ち上げの行政側の担当者であり、ワーキンググループのまとめ役をつとめていた。現在まちづくり三鷹 経営事業部 シニアマネージャー





プロフィール

森下ことみさん 
[ 有限会社そーほっと 代表取締役社長 ]


森下ことみさん 有限会社そーほっと 代表取締役社長/結婚を機に三鷹に住み、専業主婦生活10年の後にSOHOパイロットオフィスのスタッフとしてパート勤務。2000年に同僚スタッフとともに、アプリケーションプラス(株)の「そーほっと事業部」としてワーカーサポートサービスを立ち上げた。3年後に独立して(有)そーほっととなり、現在に至る。

(取材:萩谷)