SOHO社長の体験記

事務サポートから自社商品へ 「東京セブレ」誕生秘話 

 


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最大の節目は、お菓子を福祉作業所に委託して製造し、独自ブランドとして販売する「東京セブレ」の開発だと思うのですが、これはどのようなきっかけで誕生したのですか?


森下 当社取締役の永澤*が、SOHO CITY みたか推進協議会の前田会長*からいただいた焼印つきの瓦せんべいを見て「三鷹市の受賞*記念にこういうものが作れないか」と。そうしたら、前田さんが当社の近くで焼き菓子を製造販売している三鷹ひまわり第三共同作業所さんを紹介してくれました。
商品を作って販売するたいへんさを知らずに始めて、わかったときにはもう止められなかった。前田さんがご自分の出版記念*パーティの引き出物にほしいと期限を切ってしまったのです。
商品は出来上がっていないし、まだ箱も出来てなくて。「できません」と言いに行くと、前田さんに「なにができないの?」と聞かれ「それはこうすればいいよ」と言われて、「はい、わかりました」と帰る(笑)。永澤のがんばりもすごかったし、火が消えそうになると火吹き竹で火をおこそうとする前田さんもすごかったです。


- やりぬいたことで自信がつきました?


森下 自信というより、セブレのおかげでまた新たな人との縁が生まれたことをありがたく思っています。



*1 永澤のり子さん 有限会社そーほっと取締役。同社の屋台骨を支える一人。
*2 前田隆正さん SOHO CITY みたか推進協議会会長 三鷹ネットワーク大学・身の丈起業塾長でもあり、SOHOベンチャーカレッジから多数の卒業生を送り出している。

*3 三鷹市が2005年に、国際的に評価の高いIT都市世界一の称号「インテリジェント・コミュニティ・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、6月14日、ニューヨークに本部を置く国際機関WTA(世界テレポート連合)から現地で表彰を受けたことを指す。
*4 前田隆正さんの著書【「身の丈起業」塾―あなたにしかできない会社がきっとある】(光文社)





プロフィール

森下ことみさん 
[ 有限会社そーほっと 代表取締役社長 ]


森下ことみさん 有限会社そーほっと 代表取締役社長/結婚を機に三鷹に住み、専業主婦生活10年の後にSOHOパイロットオフィスのスタッフとしてパート勤務。2000年に同僚スタッフとともに、アプリケーションプラス(株)の「そーほっと事業部」としてワーカーサポートサービスを立ち上げた。3年後に独立して(有)そーほっととなり、現在に至る。

(取材:萩谷)