SOHO社長の体験記

自分用カスタム自転車の評判が 口コミで広がり事業化に至る 

手がけたカスタム自転車の一例。強力なサスペンションのマウンテンバイク。
 

- アースリートデザインは「アクティビティとクリエイティビティがテーマ」の工房を謳っています。アクティビティについてご説明いただけますか。


岸下   私は小さい頃から体を動かすのも好きでした。自転車から始めてマラソン、そしてトライアスロン競技をするようになりました。美術には「美術解剖学」という分野があるのですが、私はマネキンを作っていたので、スポーツをすることは筋肉の構造とか身体の研究を兼ねてもいたのです。
  自転車をバラバラにして組み直したり、色を塗り替えたりしてカスタマイズし、その自転車を持ってトライアスロンのレースに出ていたら、「これはどこで売っているの?」「自分で作ったんです」「じゃあ、私の自転車もちょっとやってくれませんか?」というやりとりがあり、作っているうちに口コミで徐々に依頼が増えてきました。

- それで事業化したのですね。手がけられるのは競技用の自転車だけですか?


岸下   いえ。実は通勤用の自転車も自作して自転車通勤していたら、会社でも同じように「それどこで売っているの?」と聞かれ、そちらも作るようになりました。社会人になった頃は三鷹市新川に住んでいて会社は川口ですから、電車は混む上に1時間半かかるし、車も道が渋滞します。そこでトレーニングも兼ねて自転車通勤にしたのです。自宅から片道25km、自転車だとだいたい1時間以内で着きますし、ストレスもなくて済みます。





プロフィール

岸下顕師さん 
[ アースリートデザイン代表 造形工作師 ]

奈良県生まれ。多摩美術大学卒業後、ディスプレイ制作会社にマネキン造形デザイナーとして12年間勤務。自転車のカスタムなどを手がけ始め、2016年4月に起業。1年間のダブルワークを経て、2017年3月に退社して独立。アクティビティとクリエイティビティをテーマにした造形工作専門のデザイン工房「アースリートデザイン(ARTHLETE DESIGN)」を運営する。主な事業は自転車のカスタムとデザインを専門に行う「アースリート バイシクル」や造形工作ワークショップなど。https://ameblo.jp/earthlete006/

(取材:萩谷)