SOHO社長の体験記

自分の居場所は自分で作ろうと 大学生活よりも起業を選んだ 

前田さんが設立した鳥商日本株式会社のWebページ。仮想通貨を含む日中間の電子マネー両替サービスを行っている。

- 何が転機になったのでしょう。


前田   その頃京大の瀧本哲史さんが書かれた「君に友だちはいらない」という本を読んで、自分の居場所は自分で作ることにしたのです。そこで手持ちのお金をもとに事業を始めました。
  大学で役に立ったと思うのは、東欧史の授業で読んだアドルフ・ヒトラーの著書に「大衆の受容能力は非常に限られている。だから民主主義は破綻する」という意味の記述があったことです。東欧史にはユダヤ人やポーランドとの絡みでヒトラーが出てくるんですね。
  自分が家電量販店でプリンターを売っている時にも、スペックを全部理解しているお客様はまずいなくて、限られた情報だけを受容して判断するわけです。この記述が自分の経験とリンクし、「なるほど、こういうことか。それなら刺さるセールスポントを1〜2つアピールすれば売れるのでは」と思ったのです。

- 前田さんが創業された鳥商日本株式会社では、仮想通貨を含む日中間の電子マネー両替サービスをされています。


前田   自分が中国や台湾で仕入れをする上で決済にコストをかけたくなかったので、現金に替えられる仮想通貨に着目しました。今はだいぶレートが上がってしまいましたが、当時はビットコインを利用すれば、どの商品でも他社より3%は安く仕入れられました。これは大きなアドバンテージです。
  そこで仮想通貨も電子マネーに使えるのではないかと考えたのです。





プロフィール

前田史門さん 
[ 鳥商日本株式会社 代表取締役 ]

高知県出身。国際基督教大学(ICU)入学のために上京。大学に通いながら家電量販店への派遣で働いていた時の経験をヒントに2016年5月に起業する。鳥商日本株式会社を立ち上げ、その後会社の株は売却して役員として報酬を得る立場に。2017年10月にSOHOプラザA に入居。 tori.asia

(取材:萩谷)