- その仕組みをECで作るということなのでしょうか。
前田 そうです。消費または賞味期限が十分に残っているお菓子とか、ちょっとした贈り物に適した食品を加盟していただいた会社から直接配送してもらうんです。年賀状アプリのようにテンプレートを用意しておいて、スマホ画面から簡単にプレゼントと添状を送れるようにします。私はアプリケーションも作ったことがあるので、現在準備中です。
- それって、記事に書いてしまってもかまいませんか?
前田 かまいません。真似されたら別のことをやるだけですから。
- なるほど。最後にこれまでのご経験から、これから起業を志す人へのアドバイスをお願いします。
前田 これは自分がそうできなかったという反省を踏まえてですが、物事を逆算して考えることです。私は残念ながらその逆をやってしまいました。今の自分がやりたいと思うことをやって、偶然どこかに到達したというパターンです。
でも時間は有限ですから、目標から逆算してスケジュールを作っていった方が、無駄な時間を使わずに済みます。もし10年後に5億円の資産が持ちたいのだとしたら、毎年いくら稼げばいいのか、そのためにはどのような資格を取得しておくべきか、そのスケジュールや勉強時間の捻出など、毎日のやるべきことがはっきりとしてきます。
- それは一度経験してみないと、身に沁みてはわからなかった教訓かもしれませんね。